インターネットで社会との対話
2016-05-18
インターネットが一般的に使われるようになって20が過ぎ、この間にインターネットは情報発信の手段から相互通信へ、そして今は多対多のコミュニティへと成長しています。また、昔はメディアが絡まなければできなかった情報の発信が個人でも可能な時代になっています。ニクソン大統領を退陣にまで追いやったウオーターゲートのような事件も今やメディアではなく個人が配信することができるようになっています。
個人の力が大きくなったことは確かなのですが、インターネットに氾濫する情報量は多く、その中でどれが正しい情報なのかという判断は不可能といっても過言ではありません。このような時に正しい情報とは要するに多くの人が信じる情報を意味します。多くの人が信じる事実は、事実とは限らないのです。
企業の悪口がインターネット上で騒がれることも少なくはありません。これは企業にとって決して良いことではありません。ただ、インターネット上で騒がれている内容を企業が否定すれば、「やっぱりそうなんだ」「何を隠しているんだ」とかの逆効果を生みます。そしてそれになお反発すれば炎上ということにもなりかねないのです。
企業はインターネットと言う媒体を利用してどのように社会と対話すべきかということを知っていなければいけません。少なくともインターネットにどのような事をどのような言葉を使って書き込むのかというガイドラインは持つ必要があります。皆様の会社ではインターネットをどのように使って行くか、その戦略を持っていますか?
パブリックリレーションズと言う科学はインターネットという媒体で大きく進化をしています。皆さんもこれを自分たちの味方にする方法を考えてみませんか?