ピーターの法則 〜優秀な人が昇進でつまずく理由〜
2025-07-23
ピーターの法則 〜優秀な人が昇...

ピーターの法則 〜優秀な人が昇進でつまずく理由〜
 
「この人、現場ではすごく優秀だったのに、マネージャーになったら急にダメになった気がする…」
そんな光景、見たことはありませんか?
 
これはまさに「ピーターの法則(The Peter Principle)」と呼ばれる現象です。カナダの教育学者ローレンス・J・ピーターが提唱したもので、組織の中で人は「能力のある限界のレベル」まで昇進し、そこにとどまってしまうという理論です。
つまり、仕事ができるから昇進するけれど、ある段階で「その人にとっては難しすぎる役職」に達してしまい、結果としてパフォーマンスが低下するのです。
特に多いのが、現場で成果を出し続けた人が、マネージャーや管理職に昇進した途端にうまくいかなくなるケース。なぜなら、それまでの「指示をこなす力」「作業の正確さ」では通用せず、「意思決定する力」「人を動かす力」「全体を俯瞰する力」が求められるからです。
 
ここで理解すべきなのは、経営者になることは、現場の延長ではない。まったく別物だということ。
優秀なプレイヤーが、必ずしも優秀なリーダーや経営者になるわけではありません。むしろ、マネジメントや経営には、まったく異なるスキルと覚悟が必要です。
だからこそ、
 
• 昇進だけがゴールではない
• 組織は「人を動かす力」を持つ人を見極める必要がある
• 自分自身も「次のレベル」に行くために、新たな能力を育てなければならない
 
ということを意識する必要があります。
 
もしあなたが「もっと上を目指したい」と思うなら、ただ目の前の仕事をこなすだけでなく、「どうすれば人に指示を出せるか」「どうすれば組織を前に進められるか」を考えるべきです。
現場のプロフェッショナルから、意思決定を行うリーダーへ。
 
それが、次のステージに進むための条件なのです。
 
 





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