
ソーシャルメディアには人が来るのに、なぜホームページには来ないの?
これは多くの企業が抱える悩みのひとつです。SNSでは投稿するたびに「いいね」やコメントがつき、多くの人の目に留まるのに、自社のホームページにはほとんどアクセスがない。これは一体なぜでしょうか?
理由はいくつかありますが、大きく分けて以下のような点が挙げられます。
1. SNSは“通り道”、ホームページは“目的地”
SNSは、ユーザーが日常的にチェックする“通り道”のような場所です。タイムラインを流れる情報の中で目に留まるものに反応し、気軽に「いいね」を押します。一方で、ホームページは「情報を得るためにわざわざ行く場所」。つまり、明確な目的や興味がなければ訪れません。
2. SNSは“今”、ホームページは“全体像”
ソーシャルメディアには多くの会社や個人が、常に新しい情報を探しに来ています。だからこそ、SNSを運営する人たちは日々情報をアップデートし、注目を集めようとします。
これに対してホームページは、一度作ってしまうと何ヶ月、時には何年も更新されないままのケースが多くあります。とはいえ、ホームページは企業やサービスの“全体像”がまとまっている場所。そう簡単に変更や更新ができないのも事実です。
SNSが発信しているのは、企業活動のごく一部にすぎません。本当に詳しい情報や信頼に足る内容は、ホームページに集約されているべきです。
3. 誘導の設計が不足している
SNSでの投稿にホームページへのリンクをつけても、「押したくなる理由」がなければクリックされません。ただURLを貼るだけでは足りず、「その先に何があるのか」「どんな価値が得られるのか」を伝える工夫が必要です。
4. 目的が曖昧なホームページでは成果が出ない
多くの企業ホームページは、会社概要・サービス案内・お問い合わせフォームといった「情報の置き場」になっていることが多いです。しかし、ユーザーが「何をすればいいのか」「どんな行動をとればよいのか」が明確でないと、滞在時間も短く、再訪問にもつながりません。
ホームページは“ビジネスの本丸”である
SNSはあくまでもホームページへ人を誘導するための手段です。短くて軽い情報を届けることで関心を引き、その先の「本当に伝えたいこと」「ビジネスとして価値を生むコンテンツ」はホームページで届けるべきです。
言い換えれば、SNSは“入口”、ホームページは“本丸”です。
まとめ
- SNSとホームページを連携させよう
- SNSでは関心を引き、行動のきっかけを作る
- ホームページでは全体像を見せて、信頼と成果につなげる
- どちらか一方ではなく、両方を活用して戦略的に運用する
「SNSはよく見られているのにホームページは見られない」というのは、多くの企業にとってチャンスでもあります。流入をどう活かすか。それが、これからのWeb戦略において重要な鍵になります。
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