経営者は独裁者になるときもある
2025-09-03
経営者は独裁者になるときもある...

経営者は独裁者になるときもある

経営者は日々、社員と向き合いながら組織を導いています。その中で忘れてはいけないのは、会社は最終的に経営者の決断で動くという事実です。経営者の一言は社員のモチベーションや組織の方向性を左右し、ときに成長にブレーキをかけてしまうことすらあります。
 
 
大切なのは、経営者は教育者ではないという点です。社員の提案をすべて受け入れることが正しいとは限りません。会社の方針を明確に示し、それに共感し実行できる人を集めることは健全な経営判断です。もちろん社員の声に耳を傾ける姿勢は欠かせませんが、すべてを取り入れようとすれば答えが出ず、組織は迷走します。時にはアイディアを断り、方針を貫くことこそが前進の力となるのです。
 
特に小さな会社にとって最大の強みは「スピード」です。あれこれと全員の意見を取り入れていては、決断が遅れ、会社の動きが鈍ります。その結果、せっかくのチャンスを逃し、時には会社を危機に追い込むことさえあると私は考えています。
 
この意味で、経営者は独裁者のように振る舞わざるを得ない場面があります。全員の意見を調整するのではなく、最終的に「決断」するのが経営者の責任だからです。社員の声を尊重しつつも、無駄に時間を費やさず決断を下すこと。それが組織を強くし、成長を続けるための道だと私は考えます。
 
 
 





内倉憲一に関しては UCHIKURA CO のホームページから。




毎週水曜日にニュースレターを配信
させて頂いています。短くて読みやすい内容です。
お申し込みも UCHIKURA CO のホームページから。