内倉憲一 ニュースレター Vol. 356 独立して継続するための最低限の条件
2025-09-24
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独立して継続するための最低限の条件

 

会社を独立したいと思っている人は少なくないでしょう。けれども実際に独立してやっていけるのか、経理や法務、事務などの業務を自分でできるのか、不安を感じる人も多いと思います。

税金の処理も会社に任せきりで、自分でやったことがない人も少なくないでしょう。確かに独立は簡単ではありません。ですが、こうした専門的な業務は専門家に依頼できます。大切なのは、自分がその事業に向いているかどうかです。

私は38年前に会社を立ち上げ、多くの人を見てきました。成功する人もいれば、残念ながらうまくいかない人もいます。その中で感じた「独立して成功する人の条件」をいくつか挙げたいと思います。

1. 一生懸命に仕事をする覚悟

独立すれば時間が自由になり、楽になると考える人は成功しません。寝ても覚めても仕事のことを考えられる人でなければ続けられないのです。仕事を人生の最優先にできない人は、独立しない方がいいでしょう。

2. 即断即決できる力

多くの情報を集めてから判断するのも大切ですが、それを待っている間にチャンスを逃してしまいます。方向性をすぐに決めて、努力を積み重ねられる人こそが成功します。決断力のない人は独立に向いていません。

3. 基本的な数値感覚

高いIQは必要ありませんが、算数レベルの数字が理解できなければ経営はできません。経済状況を把握できる力が最低限必要です。また、常に人に頼ってばかりでは、自分の理想の方向に会社は進みません。自分の信念を持ち、判断できる人が独立に向いています。

4. 人の話を聞く姿勢とネットワーク

独立した経営者は孤独に見えますが、実は多くの人の話を聞き、世の中の流れを感じ取っています。話を聞くことでネットワークが広がり、そこから自分の考えが磨かれます。独りよがりで世の中を理解しないままでは必ず失敗します。

これらを総合的にできる人こそ、独立して会社を立ち上げ、生き残っていける人だと私は思います。

 





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