アメリカで大切なクレジットスコア
2025-10-29
アメリカで大切なクレジットスコ...

アメリカの「クレジットスコア」とは、個人の金銭的な信用度を数値で表したもので、いわば「お金の信用点数」です。スコアは通常300点から850点の間で評価され、点数が高いほど「信頼できる人」とみなされます。このスコアは、ローンやクレジットカードの支払い履歴、借入金額、利用期間、そして新しいクレジットの申請状況など、過去の金融行動の記録から算出されます。たとえば支払いの遅れがあるとスコアが下がり、毎月きちんと支払いを行っていればスコアは上がります。

アメリカではこのクレジットスコアが非常に重要で、住宅ローンや自動車ローンの審査だけでなく、クレジットカードの発行、賃貸契約、さらには就職の際にも影響することがあります。スコアが高いと、ローンの金利が低くなるなど経済的に有利な条件を得られる一方、スコアが低いと借入が難しくなったり、保証金(デポジット)が求められることもあります。
 
日本との大きな違いは、信用の判断基準が「勤務先」や「年収」ではなく、このスコアという数字に大きく依存している点です。つまり、アメリカでは高収入であっても、過去に支払いの遅延が多ければ信用度が下がり、ローン審査に通らないこともあります。逆に、収入が多くなくても支払いをきちんと続けていればスコアは上がり、信頼を得ることができます。

また、日本から来られたばかりの人は、アメリカでのクレジットスコアがまだ存在しないため、最初のうちは苦労することがあります。クレジットカードの審査に通らなかったり、アパートを借りる際に保証人や多額のデポジットを求められることもあります。そのため、アメリカで生活を始める際は、早めにクレジットカードを作って、少しずつ信用を積み上げていくことが大切です。
 
 





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