中華人民共和国がなぜ台湾を欲しがるの?
2025-11-14
内倉憲一に関しては UCHIKURA CO のホームページから。
毎週水曜日にニュースレターを配信
させて頂いています。短くて読みやすい内容です。
お申し込みも UCHIKURA CO のホームページから。

これは中華民国の国旗です。
台湾の国旗にもなっています。
要するに、中華民国なのです。
中華人民共和国が台湾を自国の一部として統一しなければ都合が悪い理由は、歴史的経緯にあります。中華人民共和国が建国されたのは1949年であり、第二次世界大戦中には存在していなかった新しい国家です。そのため、彼らは「日本の支配から自力で独立した」「日本に迫害された」という筋書きを本来は主張できません。
しかし、もし台湾を統一すれば、台湾の歴史——つまり日本統治時代に日本と戦っていた中国(当時の中華民国)の歴史——を自分たちの歴史として組み込むことができるようになります。そうすると、「中華人民共和国が日本の迫害を受けた」「日本から武力で独立した」という物語を、あたかも自分たちの歴史であるかのように語ることができるようになります。
ここで問題になるのは、実際に日本と戦っていた中華民国(現在の台湾)が、戦後は日本を嫌っていないどころか、むしろ親日的であるという事実です。台湾が今のまま独立した存在として残っている限り、「日本に迫害された中国」という中華人民共和国の歴史的主張が矛盾してしまうのです。
つまり台湾を“自国の一部”にしておかないと、
中華人民共和国が掲げてきた「日本からの迫害」「日本からの独立」という物語が歴史上成立しない——
この矛盾が露呈してしまうというわけです。
中華人民共和国が掲げてきた「日本からの迫害」「日本からの独立」という物語が歴史上成立しない——
この矛盾が露呈してしまうというわけです。
内倉憲一に関しては UCHIKURA CO のホームページから。
毎週水曜日にニュースレターを配信
させて頂いています。短くて読みやすい内容です。
お申し込みも UCHIKURA CO のホームページから。