誰も自分を悪人だとは思っていない
2025-11-24
誰も自分を悪人だとは思っていな...

誰も自分を悪人だとは思っていない
 
歴史を振り返ると、どんなに破壊的な行動をとった指導者であっても、自分を「悪」と考えていた人はいません。それぞれが「社会を良くしている」「国を守っている」「経済を立て直している」と信じて行動していました。世界最悪と言われる指導者たちでさえ、自分は人々のために働いていると本気で思っていたのです。
 
これは企業社会でも同じです。会社の中で人は皆、自分なりの「正しい」と思う判断をします。「今日は会社に害を与えよう」などと思って出社する人はいません。しかし、実際には誤った判断やトラブルが起きます。それは多くの場合、自分の行動を「会社のため」「チームのため」と正当化してしまうからです。
 
だからこそ、視点を切り替えることが重要です。自分の視点だけで世界を見ていては、自分の行動が他人にどう受け止められているかは理解できません。他の人の視点から自分を見ることが必要です。 自分の判断や言葉がどのように伝わっているのか、どう受け止められているのかを知ることで、初めて本当の意味での改善ができます。
 
そして何より大切なのは、自分に従う人の意見だけを聞かないこと。 フォロワーは往々にしてあなたが聞きたいことを言います。しかし、真の気づきはあなたに異を唱える人、違う視点を持つ人、厳しいことを言う人から生まれます。
 
誰も自分を悪人だと思っていません。しかし、他人からどう見られているかを理解しようとする人だけが、悪人にならずに済むのです。
 
 





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