経営にはスポーツと同じようにオフェンスとディフェンスがある
2025-12-17
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経営にはスポーツと同じようにオフェンスとディフェンスがある
経営には、スポーツと同じように「オフェンス」と「ディフェンス」があります。
オフェンスは売り上げ、ディフェンスは経費管理のことです。
オフェンスは売り上げ、ディフェンスは経費管理のことです。
中小企業の経営者と話していると、「今月は売り上げが良かった」「新しい案件が取れた」というオフェンスの話はよく出てきます。しかし、同時にディフェンス、つまり経費の話になると、意外と把握できていないケースも少なくありません。
例えば、月商が500万円ある会社があったとします。一見すると順調に見えますが、内訳を見ると、人件費が300万円、家賃や光熱費が80万円、システムや外注費が70万円かかっていると、経費だけで450万円になります。売り上げはあるのに、手元に残るのは50万円。これでは少し売り上げが落ちただけで、すぐに赤字になります。
これがディフェンスが弱い状態です。
売り上げは取れているのに、経費構造が重すぎて、会社が疲弊していきます。
売り上げは取れているのに、経費構造が重すぎて、会社が疲弊していきます。
逆のケースもあります。経費を気にするあまり、人を増やさない、広告を出さない、システム投資もしない。その結果、業務は属人化し、社長が現場から離れられず、売り上げも伸びなくなってしまう。これはディフェンスに偏りすぎて、オフェンスが弱くなっている状態です。
中小企業にとって重要なのは、「すべての経費を削ること」ではありません。
どの経費が売り上げにつながっているのか、どの経費が将来の成長に必要なのかを見極めることです。例えば、業務効率を上げるシステム投資や、信頼できる人材への人件費は、単なるコストではなく、オフェンスを強化するためのディフェンスとも言えます。
どの経費が売り上げにつながっているのか、どの経費が将来の成長に必要なのかを見極めることです。例えば、業務効率を上げるシステム投資や、信頼できる人材への人件費は、単なるコストではなく、オフェンスを強化するためのディフェンスとも言えます。
経費をカバーできるだけの売り上げを作ること。そして、その経費を超えた売り上げ、つまり利益を安定して残すこと。これが経営の基本です。
経営は短距離走ではなく、長期戦です。
オフェンスとディフェンスのバランスを意識しながら、一試合一試合を勝ち続けること。それが中小企業が生き残り、成長していくための現実的な経営だと私は思います。
オフェンスとディフェンスのバランスを意識しながら、一試合一試合を勝ち続けること。それが中小企業が生き残り、成長していくための現実的な経営だと私は思います。
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