それ本当に必要ですか?
2026-01-09
それ本当に必要ですか?...

それ本当に必要ですか?
「機能を増やすこと」が解決ではない

多くの人は問題に直面したとき、こう考えます。
「どうやって難しく解決するか」ではなく、
「どれだけ機能を増やせば解決できるか」。
 
これは一見、合理的に見えます。
システムに機能を追加し、自動化し、見える化すれば、問題は消えるように感じるからです。
しかし私は、ここに大きな落とし穴があると思っています。
 
まず考えるべきは、
「それは本当に解決しなければならない問題なのか?」
という問いです。
 
たとえば、1年に1回、数時間かかる作業があるとします。
それを理由に、何十万円、何百万円もかけてシステムを作り、
保守費用や運用コストまで背負う必要があるでしょうか。
 
多くの場合、答えは「ノー」です。
 
人は「自動化=進歩」と思い込みがちですが、
自動化はコストと複雑さを同時に連れてきます。
システムは作った瞬間から古くなり、壊れ、更新が必要になります。
一方、人が数時間かけてやる作業は、驚くほど柔軟で、安くて、確実です。
 
私は38年以上、ソフトウェア会社を経営してきましたが、
失敗するプロジェクトの共通点は一つです。
「解決しなくてもよい問題を、立派なシステムで解決しようとすること」。
 
本当に価値があるのは、
機能を増やすことではなく、
やらなくていいことを見極めることです。
 
シンプルな運用は、強いビジネスを作ります。
複雑な仕組みは、いつか必ず足を引っ張ります。
 
システムは問題を解決するための道具であって、
存在自体が目的になってはいけないのです。
 
 





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