日本で報道されない情報:イランの現状
2026-01-12
日本で報道されない情報:イラン...

日本で報道されない情報:イランの現状
 
日本のニュースではほとんど伝えられていませんが、イランでは今、ここ数年で最も激しい反政府運動が続いています。発端は深刻な経済悪化と通貨の暴落でした。物価の急騰と失業の増加により、多くの国民が生活に行き詰まり、抗議行動が全国の都市へと広がりました。やがて要求は単なる経済不満から、イスラム体制そのものの終焉を求める政治運動へと変わっていきました。
 
政府はこれに対し、極めて強硬な姿勢で応じています。治安部隊は実弾を使用し、大規模な逮捕が行われ、すでに数百人規模の民間人が死亡した可能性も報告されています。さらに、インターネットの遮断によって国内外への情報発信を封じ込めようとしています。
 
こうした中で注目されているのが、イラン最後の国王の息子であるレザ・パフラヴィ氏です。亡命中の彼は、体制打倒を目指す新たな段階に入ったと宣言し、市民や治安部隊に「国民側に立つか、政権側に立つか」を選ぶよう呼びかけています。また、海外のイラン大使館に旧国旗を掲げるよう訴え、象徴的な政権交代を促しています。
 
街頭では、革命前の「ライオンと太陽」の旗が掲げられ、「国王万歳」といったスローガンも見られ、現在の宗教支配への強い拒絶が表れています。一方、政府は事態を「外国勢力の介入」と位置づけ、統制を強めています。
 
イランは今、単なる抗議を超え、国家の体制そのものが問われる重大な局面に入っています。この現実は日本ではほとんど報じられていませんが、世界の秩序に大きな影響を与えうる重要な動きです。
 
 





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