イノベーションを殺す国 ― アメリカと日本の矛盾 ― もう無理
2026-01-23
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イノベーションを殺す国 ― アメリカと日本の矛盾 ― もう無理

アメリカは起業の国と言われてきましたが、現実は大きく変わっています。
今日、アメリカで新しい会社を立ち上げることは、かつてないほど難しくなっています。その最大の理由は、人を雇った瞬間に発生する膨大な規制です。
 
社員を一人雇うだけで、最低賃金、健康保険、PTO、有給休暇、残業代、税金、コンプライアンス義務が一気にのしかかります。スタートアップには十分な資金はなく、あるのはアイデアと覚悟だけです。それにもかかわらず、政治家は労働者保護を名目に規制を増やし続けています。起業の現場を知らない机上の理想論が、挑戦を阻んでいます。
 
元来、規制が多かったのは日本です。終身雇用制度はその代表例でしょう。雇用の安定は社会に安心をもたらしましたが、人材の流動性を奪い、新しい挑戦や起業を難しくしてきました。つまり日本は「安定を優先する仕組み」によって起業を抑えてきた国です。
 
一方でアメリカは、自由市場の国でありながら、近年は法律と制度によって起業のハードルを高めています。皮肉なことに、日本は文化と慣習で、アメリカは法律と規制で起業を縛っています。異なる方法で、同じ結果を生んでいるのです。
 
規制が増えるほど企業は人を避け、外注やAIに依存します。国を強くするのは規制ではなく、挑戦できる環境です。それを失えば、日米は静かに衰退していくでしょう。
 
 





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