テキサスの地面に広がる無数の白い点
2026-05-10
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テキサスの地面に広がる無数の白い点
これが何の写真かわかりますか?
衛星写真なんですが、見ても「砂漠?」「住宅地?」と思う人が多いかもしれません。実はこれは、アメリカ・テキサス州西部に広がる「フラッキング(Fracking)」サイトを上空から見た写真です。
フラッキングとは、地下深くの岩盤に高圧の水・砂・薬剤を送り込み、岩を割って中に閉じ込められている石油や天然ガスを取り出す技術のことです。正式には “Hydraulic Fracturing(Hydro Fracturing)” と呼ばれています。
写真に見える白い点のほとんどが、石油や天然ガスを掘削する井戸や関連設備です。そして、それらを結ぶ細い道が無数に広がっています。まるで巨大な電子回路のようにも見えます。正確な数を数えるのは不可能ですが、この地域全体では数万規模のフラッキング井戸が存在すると言われています。
そして驚くことに、ここテキサス西部の Permian Basin(パーミアン盆地)からだけで、現在およそ1日あたり660万バレルもの原油が生産されています。これはアメリカ全体の原油生産量の大きな部分を占めています。
アメリカはこの技術によって、世界最大級のエネルギー生産国になりました。以前は採算が合わなかった地下資源を、フラッキング技術によって大量に取り出せるようになったのです。
ただし、その一方で、水資源への影響、小規模地震、環境問題なども議論されています。
衛星写真で見ると、ただの荒野に見える場所。しかし実際には、地下深くからエネルギーを取り出す巨大な産業インフラが広がっています。人類がエネルギーを得るために、地球の表面をどれだけ変えているのかを、この写真は静かに物語っているように感じます。でもアメリカ、強いわけです。
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