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ピーターの法則 ~優秀な人が昇進でつまずく理由~
「この人、現場では抜群に優秀だったのに、マネージャーになった途端、うまくいかなくなった…」
そんな光景を見たことはありませんか。
これは「ピーターの法則 (The Peter Principle)」と呼ばれる現象です。カナダの教育学者ローレンス・J・ピーターが提唱した理論で、「組織の中では、人は能力を発揮できる限界の役職まで昇進し、そこで能力不足に陥る」という考え方です。
つまり、現在の仕事ができるから昇進するものの、昇進先で求められる能力がこれまでとは異なるため、その役職では十分な成果を出せなくなることがあるのです。
特によく見られるのが、優秀な現場担当者が管理職になって苦労するケースです。現場では、自分の仕事を正確かつ効率的にこなす能力が評価されます。しかし管理職には、それとは異なる能力が求められます。
- 適切な意思決定を行う力
- 部下を育て、人を動かす力
- 組織全体を俯瞰して判断する力
- 責任を負い、結果に対して説明する力
これらは、現場での優秀さだけでは身につかないスキルです。
ここで理解しておくべきことは、管理職や経営者になることは、現場の仕事の延長ではないということです。求められる役割も、評価される能力も、大きく変わります。
優秀なプレイヤーが、必ずしも優秀なマネージャーや経営者になるとは限りません。野球の名選手が必ずしも名監督になれないのと同じように、マネジメントには別の才能と学びが必要なのです。
だからこそ、
- 昇進そのものをゴールにしないこと。
- 組織は「人を動かせる人材」を見極めて昇進させること。
- 昇進を目指す人は、新しい役割に必要な能力を意識して身につけること。
これらが重要になります。
もしあなたがさらに上のステージを目指すのであれば、目の前の仕事を完璧にこなすだけでは十分ではありません。
- 「どうすれば人が成長するか。」
- 「どうすれば組織が成果を出せるか。」
- 「どうすれば正しい意思決定ができるか。」
そうした視点を持つことが、次の役割への第一歩になります。
現場のプロフェッショナルから、組織を導くリーダーへ。
その転換こそが、ピーターの法則を乗り越え、真の成長を遂げるための鍵なのです。
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